今回お話する作業は地下(地中)凍結の話です
以前にボイラー工事でお世話になったお客様から
依頼の電話があり3日位留守にしていて水が何処も
出ないとの連絡でした。
そして現場を確認すると
水抜きしている散水栓も水が出ない・・・?
え!もしや・・・水道メーターか・・・確認すると・・・
メーターは問題ない・・・?
お客様が思い当たる所がある・・・地中に活水器が
埋設されている話が・・・怪しい・・・そこで掘削することに・・・
掘削途中の状況です
この時期は簡単には掘削できません!土が凍っている為
電動ピック(コンクリート等を壊す機械)で砕きながらの作業
で掘削、ようやく全容が・・・
大きいステンレスで出来ている物が活水器です
そして周りの細くて黒いパイプが水道管のポリパイプです
通常埋設管はこのポリパイプを使用しますが寒冷地では凍結深度が定められていて
今回このポリパイプが凍結深度よりはるかに高い位置に配管された事による凍結事故でした
画像では解り難いですが地上から20センチ下位で配管されていました、完璧凍ります!
凍結配管状況です
ちょっと解り難いですが配管途中を切断し断面を縦に置いている状態です。
中心が透明に凍っているのがお解り戴けますでしょうか?
今回の事故によりこちらの活水器は必要がないとの事で撤去する事に
聞く所によるとこの製品、何十万円の製品と聞いてびっくり・・・金額は
お伝え出来ませんが結構な額です。
活水器撤去後の状況です
既存の配管は下から上に立ち上がって接続されていました!
寒冷地では考えられない配管状況です。
活水器が設置される以前の状態に
配管を接続し直し埋め戻して完了です
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