給湯ボイラーを交換したいので見積して欲しいとのお電話を頂き直ぐに伺いました。
前日にメーカーメンテナス会社で見てもらったらしくOTQ-G312WFFの部品供給が無いため取り替えないとダメだと言われ直ぐにでも取替たいと早速洗面所の給湯ボイラーを拝見すと・・・ん?
なんか見慣れない感じが
ノーリツ排気トップでこんな感じあったかな?
FFの排気トップは2重構造で真中が排気で外側が給気になっていて、室内側で二口に分かれて本体に接続する構造で白いジャバラ状の方が給気です
既存排気トップの拡大です。外壁側から出て直ぐに排気に接続出来るトップは1種類しかなく、ボイラー真後ろ側の外壁に穴を開けて貫通して取付出来る物以外に存在していない
、となると図面のような形なので形が違います。
在庫の排気トップです。写真のように赤丸部分に取出し口がありません
左の図面は左右いずれかに外壁を貫通して取付るタイプで、真中から90°に曲がった部分は排気になる構造です。
中段写真赤丸部分が排気なのです。1番下の画像が内部写真で真中が黒くススケてます。2重の外側が給気する事によって高温の排気熱を可燃物に熱を伝えなくしているのです。
撤去して確認したところ、純正にはない排気トップの正体が判明しました。
なんと改造して本来取出し口がある場所を取り除きコーキングとステンレスで塞ぎ
別の場所に穴を開けてコーキングで給気口を付けていたのです。
ビックリですΣ(゚д゚lll)このような施工は初めて見ました。
ま~構造としては真中を排気して外側給気になっていたので、排気が外側排気でないだけまだましだったけど・・・いいのかなこれで?ある意味職人か・・・(・・;)
新しく取付したOTQ-G4702WFFです
今までは左の壁と給湯器本体が2cmしか離れてなく、離隔距離が不足していたので専用の排気トップを取付して、
左壁の離隔距離を確保し取付しました
これで永く安心して使用出来ますね
給湯器もそうですがいろいろな工事には、たくさんのルールや法令など決まりごとがあります。お湯が出れば、水が出れば、排水が流れればいいと言うわけではないのです。
きちんとした有資格者が(センスや知識も必須)管理して現場に適した工事を行う事がお客様が安心して生活出来るようになるのです。
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